双極性障害と診断された際は、子どものころから劇の主役に立候補したり、学級委員になったり、前向きで元気だった自分がまさか、と驚いたという兒玉さん。
「自分でもおかしい状態だとわかっていたので『やっぱり病気だったんだ』と納得する気持ちもあったんですが、受け入れるまで時間がかかりました。どのくらい深刻なのかもわからず、病気だと知ったところでどうすればいいんだろう?という感じでしたね」
深刻度をいうなら、医師からは当時、元どおり元気になれる可能性として「1割程度」と具体的に数字で表されている。ただ、彼女の母が宣告されたのみで、自身は聞かされていなかった。
「そのとき母は『1割の人が元気になれるならがんばります』と返したそうです。私が当時聞かされていたら、判断能力も落ちていたし落ち込みも激しくて、その1割に自分が入れるなんて自信を持てなかったと思うので、母に伝えてくれてよかったと思いました」


